冬の厳しい寒さにも負けない畳は
強い根をもつ強いい草から生まれます。
「根がいのち。根が強くないと、いくら栄養を与えようとしても吸い取ってくれないよね」と、根に対するこだわりを伝えてくれる古川さん。奥様の美佐子さん、息子さんの史也さんと共に、家族で毎日毎年畳表を織りあげ続けていらっしゃいます。
古川さんが根の状態を常に気にしながら育てたい草は太くて強く、特に耐久性に優れた「強い根畳」となり、幅広い用途で利用されています。
さらに江戸間の畳表は、織り上げるときにも糸を普通よりも多めに通すことで、い草とい草の間が隙間無く詰まり、冬の寒さや乾燥にも負けない強さを生み出すため、冬が寒さが厳しい地域では、文字通り根強く愛用されています。
長い年月に渡り辛苦を共にしてきた夫婦そして家族の強い絆が、根の強さ、い草の強さ、そして畳表の強さを生み出してきました。そのような古川さんの「強い根畳」を、寒さなど少し厳しい環境で畳を利用される皆さんに届けたいと、もとやま畳店は考えています。