格式と品質が求められるお茶室の畳こそ
高い技術を持ち、多くの実績がある当店にお任せください。
日本の伝統文化、「茶道」には、当然のように「畳」が深く関係しています。
また、お茶室の畳については、畳の敷き方、畳縁の入れ方、炉の配置などが、細かく決められています。
残念なことに、近年ではこれらを十分に理解している畳屋は少なくなりましたが、当店は長年にわたって、京都の格式ある社寺などのお茶室にも納めさせていただいており、その経験と技術をもって、茶道の格式定法に基づいた、高品質の畳をお届けできると自負しています。
もちろん、茶道の約束事も重要ですが、ご予算、お茶室の環境など、お客様のご希望を第一に考え、茶室の畳選びをお手伝いさせていただきます。
四代目店主も茶道をたしなんでいます。
茶道のおもてなしとして、品質の良い畳をお勧めする理由
一般の畳に比べ、お茶室の畳にこだわられる方が多いのは、単にステータスとして高級畳を使っている訳ではなく、茶道のおもてなしの心につながる、しっかりとした理由があります。
茶道は畳に接する機会がたくさんあります。
茶道では、作法として摺り足気味に歩く方が多いと思いますが、この時に畳の違いがはっきり分かります。目の詰まった品質の良い畳表と、天然のワラ床(藁床)の畳は、踏み心地も良く、足音も全く違うことに気付かれる方も多いでしょう。
一方、品質の劣る畳では、毛羽立ちやササクレ、ほつれなどができやすく、これらは摺り足気味に歩くとすぐにわかります。また、お辞儀など畳に目が行く所作が多いので、見た目にも気づきやすいのが畳表の傷みです。
畳に傷みがあると、お客様のお着物も傷める場合があります。
畳表は、できる限り良質なイグサの詰まった、傷みにくい高品質のものをお勧めいたします。
また、茶道では通常、畳に直に正座しますが、品質の良いワラ床の畳は足が痛くなりにくいなどの利点があります。
一般的に茶室の畳床には、踏み心地も良く、耐久性のある、高品質なワラ床が使われています。
自信を持ってお客様をお招きすることが出来る畳を
お茶室の畳の品質は材料だけでなく、畳を製作する技術と経験できまります。当店こだわりの畳は、多くのお茶室において高い評価をいただいています。
時々、お茶室のしつらえに費用をかけすぎ、畳の品質については妥協するしかない。と、いったお話を聞く事がありあますが、自信を持ってお客様をお招きするためにも、少しだけ畳に費用を回してみてはいかがでしょうか。
良い畳を長く使うというのも、先人たちの知恵と作法ではないかと、私たちは考えます。
本来、高度な技術により作られる「炉畳」
炉を設えるための炉畳は、畳の中でも高度な技術とノウハウが必要となります。
本来、炉縁と畳は一体化している(正確には3ミリほど炉縁が低い)べきなのですが、炉縁が畳の表面から浮き上がっていたり、炉の端と畳縁が揃っていない、お茶室をよく見かけます。
※右写真上段は、良くない炉畳例(クリックで拡大)
また、せっかく立派な炉檀を据えているのに、炉畳の端の処理が雑な為、炉縁を傷付けている、ということもあります。
当店では最高の技術とノウハウを持って、丁寧に作らせていただきますので、このような事はありません。
※右写真下段は、当店の炉畳(クリックで拡大)
すでに敷き込まれた炉畳が、「良くない炉畳例」のような場合では、「そんなものだ」と諦めている方も多くいらっしゃいますが
当店にご連絡いただきましたら、少しの手直しで直る事がほとんどです。是非お気軽にご相談ください。
作法を重んじるために「畳の目」にもこだわりを
お茶室の畳には、それぞれに役割があり、特に「畳の目」は、道具や茶椀を置く際の目安として重要なものです。
正式には、畳の短手の目数は「64目」(京間)と、決まっていますが、近年では機械化のためほとんどの畳が、一部の目が畳縁に隠れた半目(はんめ)となっています。
当店では茶室用の畳は、京間の場合64目すべてが隠れない「茶室目の京間畳」を作らせていただきます。
しかし江戸間が各地で普及するなど、京間以外のサイズが多い現在では、お茶室の畳のサイズについてよくご相談をいただきます。
当店では、それぞれのお客様の環境やご希望と、茶道の格式定法を考慮し、最善のご提案をさせて頂きます。
お点前の作法の体得について考えると、江戸間などでも、点前畳(亭主がお点前をする畳)は、「丸目の京間畳」に入替、他の畳のサイズを調整するという工夫もいたします。
その時に生じる炉の移動や蛭釘の移動も、お茶室の精通している大工さんをご紹介いたします。
「茶室目」の畳と、一般的な畳との違い
写真右の表が一般的な目で、廉価品から高級品まで同じピッチです。
写真左の表が茶室目で、上の目を基準に重なり合わせると、一般的な目の表と比較すると、だんだんと目がズレていくのがわかります。
茶室目の方が、少しピッチが狭いため、京間の幅3尺1寸5分で一目のズレがでてきます。こうして一般的な目は63目、茶室目は64目となる訳です。
この茶室目の表を使うと、ヘリが畳目の溝に合い、両方共に縁が溝に合います。さらに、炉畳の縁も溝に合います。
これは、茶道でお道具を置く時に、畳目の数が基準となるため、非常に大切な事なのです。
63目の表を使うと、壁に近い畳の縁が溝に合わなくなり、どの目から数えてお道具を置くのかがわからなくなるからです。
縁際のような細部にまで美しさを追求します
畳表の撥水加工もご相談ください
特にお湯などをこぼす点前畳に最適です。
茶道では水(お湯)や、抹茶粉などを使いますので、それらをこぼしたり飛び散ったりした場合、畳の汚れやシミなどが気になる方もいらっしゃると思います。
本来、できるだけ早く拭いてお手入れする必要があるのですが、お点前の最中などはそういうわけにもいかないでしょう。
当店では、畳内部に水や粉などが畳に染み込んでいく事を抑える為の、撥水加工も承っています。
コーティングを施すため、イグサ独特の香りは弱くなりますが、シミやカビを予防し、畳の褪色も抑えられます。
もちろんお茶室以外でも、水や食べ物などをこぼしやすい場所の畳にもオススメいたします。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
お茶室の畳の料金、疑問、お悩みについて丁寧にお答えさせていただきます。
当店では、お客様それぞれの、環境、ご予算などを考慮し、最善の畳選びをお手伝いできるようアドバイスをさせて頂いております。 是非、お気軽にご相談ください。
お茶室畳の料金は、それぞれの環境や嗜好などによって大きく変わります。
近日中に施工例にて料金をご提案させていただきます。
詳しくはお問い合わせくださいますようお願いいたします。